《Asu》ワインの輝きを凝縮 プラチナ万年筆 #3776 CENTURY ブルゴーニュを購入
ここのところ、モレスキンの裏抜けに強いインクを探索している中で、セーラーやプラチナの顔料系インクにたどり着きました。そしてセーラーの顔料ナノインク「青墨」と「極黒」を使うようになったわけですが、その過程でセーラーやプラチナなどの国産メーカーの万年筆にも興味が出てきて、いろいろと調べていたわけです。
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その中で今、一番強く物欲センサーが働いたのがこれ、
プラチナ #3776 CENTURY ブルゴーニュ
仕事がちょっと早めに帰れるときに、閉店20分前の銀座・伊東屋に行きました。
店頭ディスプレイを探すと、黒とブルゴーニュ、そしてシャトルブルーも置いてあります。店員さんにお願いをして、試筆させてもらいます。まずは中字(M)と細字(F)。
店頭の試筆用のメモ用紙で試したあと、自分のモレスキンを出して書き比べてみます。試筆用紙はツルツルした紙質なので、シャープな線になります。一方でモレスキンの方は、紙へのインクの染み込みが大きいのか、かなり太めの線になります。メインで使うのがモレスキンなので、こちらを使って試すことにします。
いろいろ試してみた。ごちゃごちゃしていますね(汗)
試筆で書き比べるときの標準パターンを決めておいたほうがいいですね。
モレスキンで試筆した結果、M(中字)はちょっと太すぎるため今回は候補から外れました。今回の目的は、国産ならではの細字を楽しむための実用万年筆。そこで、Fの在庫を3本出してきてもらって、最終的な比較をしました。
3本の在庫のうち、1本目(A)はこの3本の中では一番細いペン先です。細いのでちょっとだけ固い感じはしますが、だからといってインクフローが悪いわけではありません。
2本目(B)は、Aよりも若干太めの先が引けます。3本目(C)はこの3本の中では一番太く、先ほど試筆したM(中字)に近いぐらいの太さです。
この3本でいろいろと試し書きした結果、今回は「細さ」を重視して、Aの個体にすることに決めました。こうして同じ機種・同じ太さのペン先の万年筆でも、比べてみると個体差がはっきりとあることがわかります。「こんな書き心地の万年筆が欲しい!」というイメージがある場合は、店舗の在庫を書き比べてみることをおすすめします。こういう意味では店頭在庫が豊富な、銀座・伊東屋は、いつも人が多いというデメリットはあるものの、満足のいく一本を選択するという意味ではいいお店だと思います。
さっそく開封の儀
家に帰ってきてさっそく、取り出してながめてみました。
プラチナの化粧箱は、白い外箱に入っています。
内箱はスエード調の高級感のあるケース
中をあけるとこのような感じで、ブルゴーニュが鎮座しています。
メーカー保証書+取扱説明書
これともう一枚、伊東屋のサービスカードが入っています。購入後1年を過ぎて半年以内にこのカードと一緒にお店にペンを持っていくと、洗浄・調整を無料で行なってくれるそうです。
ギャラリー
ペンの全体です。まさにワインレッドです。
天冠部と尻軸部にもゴールドのリングが入っています。
キャップのリングにも3776の刻印が。ゴールドのリングとクリップがワインレッドとよく合います。
ペン先を拡大してのぞいてみましょう。
ハート穴はハート型。まさにそのまんまです。ペン先には3776の刻印。14金を表す14Kとペン先の太さを表すFの刻印があります。
ペン先を裏側から拡大。F(細字)ニブです。
ペン芯はやや太めのフィンです。
さて、この3776ブルゴーニュ、どんなインクを入れて使うことにしましょうか。
迷いつつ、実はまだコンバーターが手元にありません。お店で万年筆と同時に頼んだつもりだったのですが、店員さんが忘れてしまったようです。自分も舞い上がっていたので確認が漏れてしまいました。なので、すかさずAmazonで注文しました。 次回の記事をお楽しみに。
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