《Asu》カンタンExcelツール化①〜CSV等の外部ファイルのデータをExcelシートに読み込む方法
Excelでデータの集計や分析を行うときの手順は、通常何も考えないと次のようになりますよね。
- 元データの入手
- 集計用のExcelにデータを取り込む
- Excelで集計やピボットテーブルを作成
例えば、毎日更新されるデータがあって、毎日同じフォーマットで集計表を作る場合はどうしますか?
- 集計表のExcelを再利用して、データをコピー等で追加していく。
- 毎回Excelの新規ブックから作成
こういうパターンの作業の効率アップのため、Excelをカンタンにツールっぽく使うためのヒントを紹介します。マクロは極力使わないでいこうと思います。
今回は第一弾として、Excelにデータを取り込むところ。
外部データの取り込みを使おう
Excelにデータを持ってくるとき、元データのファイル形式がExcelファイルであったり、CSVだと、そのままダブルクリックでExcelで開けてしまいますよね。これはコレで便利な機能です。
ここで紹介するのは「外部データの取り込み」機能です。Excelのメニューの「データ」の中にそのボタンがあります。今回は元データがCSV形式のファイルという前提でいきたいと思います。外部データの取り込みの中の『テキストファイル』をクリックします。
ファイルを選択するダイアログが表示されますので、元データのCSVファイルを選んでインポートボタンを押します。
ここからいくつか設定が必要になります。このあたりがわかりにくいところですが、落ち着いて確認していけばカンタンです。
まずはデータの形式。今回はCSVファイルでカンマ区切りなので、「区切り文字」を選択されていることを確認して次へ進みます。
もう一つの選択肢は「固定長ファイル」という形式です。項目1は1文字目から。項目2は11文字目から、というような形式です。
区切り文字が何かということを指定します。この場合はカンマにチェックします。
次に各項目を取り込むときのExcelのデータ形式を個別に指定します。標準はおまかせの自動判別です。
数字だけど文字列として扱いたい等の場合は、ここで指定することができます。
データの読み込み先のセルを指定します。取り込まれるデータの左上の角の場所です。取り込み前に選択されていたセルが初期設定されていますので、必要に応じて変更します。
ここでオッケーを押す前に、プロパティーを確認してみましょう。詳しい設定方法の説明は省略します。ここで注目したいのは一番上の「名前」。ここで指定した名前が取り込まれたデータの範囲名として設定されます。
ここで取り込まれたデータの範囲に自動で名前が付けられるところがミソです。
これでオッケーを押すと、ちゃんとExcelシートにデータが読み込まれてきました。
取り込まれたデータを使ってピボットテーブルなどで集計、解析をしていくわけです。続きは次回の記事で説明したいと思います。
続きはこちらから
《Asu》カンタンExcelツール化②〜ピボットテーブルのデータ更新を自動化する | アスノート AsuNote.jp
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