《Asu》小山龍介『10年後もワクワクできる20代の未来改造計画』は40代の僕にもズシリと来た!
出会ったのは、津田大介さんのメールマガジン『津田マガ』でした
【「Soup Stock Tokyo」誕生秘話】津田大介の「メディアの現場」vol.81 の中で、特別企画として本書の第4章が無料公開されていました。
10年後もワクワクできる 20代の未来改造計画(東洋経済新報社)
著:小山龍介
津田大介さん(@tsuda)のメルマガでは、ときどき、書籍の一部分を無料で公開されていることがあります。書評という形で本を紹介するのではなく、その一部分を無料でそのまんま掲載してしまう、というこのスタイルは従来のメディアではあまりありませんでした。
津田さんもメルマガのQ&Aで語っていましたが、実はこのやり方は出版社も著者も、そして紹介するものにとっても、お互いがWin-Winの関係となる、優れたビジネスモデルであるとのこと。言われてみればまさにそのとおりだと思いました。
現に、わたしもこのメルマガで一部を読んだ後、即効でAmazonのKindleストアで購入してしまい、そのままKindleで読み始めてしまいました。
20代の未来改造計画 15のやることチェックリスト
本書では、毎日を活き活きと力強く生きるためのエネルギーを引き出すための方法を、5つのアプローチとして紹介されています。それをこれから紹介しますが、その過程の中で『27歳』という年齢が、人生のひとつのターニングポイントであり、「人は27歳で成人する」という表現で、27歳以前と27歳以降の違いを表現されています。著者の小山さんは、27歳のときにビジネススクールに入学し、そのことが自分のキャリアにおける大きなターニングポイントであったということだそうです。
5つのアプローチ → 15のやることチェックリスト
1.〈自分へのアポ〉で人生を取り戻そう
- 自分へのアポを入れ、自分の未来のための時間をもとう
- 主体性を取り戻し、人生の〈クリエーター〉になろう
- 偶然起こるできごとを受け入れ、未来への可能性を広げよう
2.20%の時間を〈じぶんR&D〉に割り当てよう
- 20%の時間を「新しいこと」に使って成長しよう
- 新しいことに取り組み、時間の濃度を高めよう
- 20%を上乗せして〈場〉に贈与しよう
3.あえて〈火中の栗〉を拾おう
- 火中の栗を拾うことで度胸をつけよう
- ドラマを通じてかけがえのない人脈をつくろう
- マイナスをプラスに変え、自分の〈居場所〉を生み出そう
4.活躍の〈舞台〉を広げてほんもののノマドになろう
- 魅力的な〈場〉をつくって、素敵な人を惹きつけよう
- レベル2の主体性を獲得して、〈自己表現〉しよう
- ノマドとなって〈居場所〉づくりの達人になろう
5.〈じぶん哲学〉を発見しよう
- 人生の指針となる〈じぶん哲学〉をもとう
- 自分の人生の長さを超えるプロジェクトに取り組もう
- 未来に向かって、沈黙の冬を乗り越えて生きよう
20代を通りすぎてこそグッと来る内容だと思ったエピソード
先日、出張先の会食で27歳の方と一緒になりました。読書についての話になって、そこで「この本を読んだらいいよ」と本書を紹介しました。そのとき、彼に本書の内容をかいつまんで紹介しながら、あることに気がつきました。
もしかしたら、この本は今自分の年齢だからこそ、心に強く残ったのかもしれない
20代の彼がこれを読んだときに、どんなふうに考えるだろう?
単なるHow To本として捉えられるのではないだろうか?
本書のタイトルやパラパラと内容を見ると、20代の若者をターゲットに書かれているように見えます。しかし、30代や40代の方もぜひとも本書を手にとって、じっくりと読んでみることをお勧めします。
きっと、あの頃やり残してきたことや、「もっとこうすればよかった」という気持ちと一緒に、『今をもっと頑張ろう』というパワーをもらうことができるのではないでしょうか。