《Asu》ペリカン M205デモンストレーター+セーラー・顔料系ナノインク「青墨」 新しい定番組み合わせを発見したぞ
最近、愛用のモレスキンに使っている万年筆のインクは、セーラーの顔料系ナノインク「極黒」「青墨」がレギュラーとなっています。
以前のエントリーで紹介したように、極黒はラミーのアルスター(F)と、プラチナの#3776センチュリー・ブルゴーニュ(F)に入れて使っています。
▼《Asu》万年筆インク補充 セーラー ナノインク「極黒」はやっぱりイイ!
これら、「極黒」「青墨」の対モレスキン裏抜け性能は、他の染料系インクとは別格で、かなりインクのフローが良い太めのペンで書いた時も、裏抜けはほとんどありません。そのあたりのことは、こちらのエントリーを参考にしてください。
▼《Asu》モレスキンと万年筆 現時点での対裏抜け最強インクだ! セーラーナノインク「青墨」
▼《Asu》モレスキンと万年筆 究極の黒インク セーラーナノインク極黒は裏抜けしないぞ
さて今回はそんな、最近の裏抜けしやすいモレスキンに使うにはベストなインクのひとつである「青墨」を、愛用のペリカンM205デモンストレーターに入れてみることにしました。
顔料の粒子径を小さくすること(ナノインク)で、ペン先の乾燥によるインク詰まりを起こしにくく改善されているナノインクですが、これまでのラミーなどで使用してみた感度では、インク補充の時や、インク交換時にきちんと洗浄するようにすれば、特に問題が起こることは無いと感じています。
ペンの違い、極黒との比較
上から2番めが今回の青墨のサンプルです。
極黒はいわゆる「黒」。実際に近くで見ると、若干だけ濃淡が出ます。私の好みの黒です。一方「青墨」は、青ですが、ペリカンM205デモFは、LAMYのアルスターFと比べると、同じFのペン先でも細めになりますので、インクの発色も少し明るめになっています。
青墨の色は、パイロット色彩雫の月夜に少し似ています。月夜の緑をもう少し弱くして青寄りにした感じでしょうか。もちろん色彩雫は染料インクですから裏抜けはしやすい方向になります。その中でも月夜は裏抜けしにくいインクになりますが、青墨と比べると、対裏抜け性は劣ります。
青墨の下に、パイロットのブルーブラックがありますが、こちらはちょっとだけ紫がかった青。ペリカンのロイヤルブルーなどと比べると、すこしグレーっぽくなって彩度がやや低めになります。
さっそく書いてみた
さっそくモレスキンのページを開いて、試し書きをしてみました。
使い慣れたペリカンM205デモのサラサラ感は健在で、インクフローも良好です。
前エントリーで紹介した、Appleの新しいCMの文章を書いてみました。
いい感じの濃淡が出ていますね。この組み合わせも良さそうなので、しばらく使ってみることにします。
顔料系のインクということなので、インク補充や交換の時には、きちんとペンを洗浄するように気をつけて使ってみます。
万年筆+インク+ノート の組み合わせは、それぞれの組み合わせに個性があって、ほんとうにおもしろいですね。
▽今回使ったインクはこれです