《Asu》モレスキンと万年筆 現時点での対裏抜け最強インクだ! セーラーナノインク「青墨」

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お待たせしました。前回のエントリーに続いて、セーラーの超微粒子顔料インク「青墨」を使って、実際にモレスキンEvernoteスマートノートブックに書いてみました。

前回のエントリー:購入編

前回紹介したように、顔料インクは染料インクと比べて、次のような特徴を持っています。

  • インクの裏抜けが少ない
  • 紙への滲みが少ない
  • 筆跡がシャープで綺麗
  • 耐水性が高い

また、セーラーのナノインクシリーズは、従来の顔料インクと比べて、顔料粒子の大きさが小さい、超微粒子顔料を用いることにより、万年筆の中の細い隙間などでインクが乾燥した場合でも、目詰まりしにくくなるよう、改善された顔料インクです。

セーラーの顔料インクは、今回紹介する「青墨」の他に、黒色の「極黒」(きわぐろ)があります。

  

さぁ、さっそく実際に万年筆にインクを入れて、試してみましょう。

 

モレスキンと「青墨」の相性チェック

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今回、青墨を入れたのは、LAMYのアルスター。ペン先はFです。コンバーターを用いてボトルからインクを吸入しました。

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さっそく、モレスキン Evernote エバーノート スマートノートブックに書いてみました。Web等で見たイメージよりも、緑っぽいブルーです。パイロットの色彩雫の「月夜」に似ています。

ページの半分ぐらいにいろいろ試し書きして、ページをめくって、裏を確認します。

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 まったく裏抜けがありません!

これまでいろいろなインクを試してきましたが、ここまでキッパリと裏抜けが無いインクは初めてです。もう一度書きます。「裏抜けがありません」。

モレスキンの個体差による違いは、紙の繊維の間を水分が染みこんで広がっていく性質に影響があるようです。染料インクの場合は、水分にインクの色素が溶けているので、水と一緒に紙の繊維の奥まで運ばれてしまいます。水分が染み込みやすい紙の場合、インクが滲んだり、裏側にまで染み込んでいくことが、裏抜けの原因だと考えることができます。

青墨や極黒のような顔料インクは、水に溶けない顔料の微粒子が水分の中に浮遊している状態ですから、水分は紙の繊維の間を染み込んでいったとしても、インクの成分である顔料は、紙の繊維の表面近くに付着したまま動きません。だから、滲みや裏抜けが少なくなるというわけです。

色あいの比較

現在、このモレスキンで使用している他のブルー系インクと比較してみました。

参考エントリー:
《Asu》2013年3月時点での 対モレスキン 万年筆+インクラインナップ そして裏抜けチェック

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上から、

  1. セーラー ナノインク「青墨」 (顔料)
  2. パイロット 色彩雫「月夜」 (染料)
  3. パイロット ブルーブラック (染料)
  4. LAMY ブルー (染料)

青墨の発色は、月夜にそっくりです。月夜よりは若干青が強い感じです。こうやって並べて比較するとその違いはわかりますが、書いてある文字を見て色を見分けるのは困難かもしれません。

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月夜は比較的裏抜けしにくい性質のインクですが、青墨と比較すると、少しですが抜けてしまいます。

色の彩度は、ややグレーがかった発色です。この感じはパイロットのブルーブラックに近い感じです。これと比べると、LAMYのブルーは青が鮮やかに発色しています。

紙の色による発色のちがい

今回書いたモレスキンの用紙は、少しクリーム色の紙なので、インク本来の色よりも緑がかった見え方になっているようです。

いろいろな色の紙に書いて、発色を比較してみました。

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上から、

  1. ポストイット ブルー
  2. ポストイット イエロー
  3. メモ用紙 白
  4. モレスキン(Evernoteスマートノートブック)

こうして比較してみると、やはりモレスキンなどの黄色系の紙に書くと、緑色が強くなります。真っ白の紙に書いたときは、キレイな青になります。

現時点で最強のモレスキン用インクだ

現在使っている、モレスキン Evernoteスマートノートブックは、非常に滲みや裏抜けが多い性質を持った個体です。このような紙質のノートで万年筆を使う場合、顔料系のインクは非常に良い選択肢となりそうです。

しばらく、メインインクとして利用してみようと思います。
前回のエントリーにも書きましたが、超微粒子化されて改善されたとはいえ、誤ってペン先を乾燥させたり、長期間使用しないで置いておくと、万年筆自体にダメージを与えてしまうことがあります。以下のようなことを気をつけながら、使いこなしていこうと思います。

  • キャップを忘れずにこまめに装着すること
  • インク補充時には水でよく洗浄(一晩つけ置きしてもいいかも)

さて、こうなると他の色、他の顔料系インクも気になってくるところです。
まずは同じセーラーから発売されている、「極黒」(きわぐろ)を試してみようと思います。
次回のこのシリーズでは、「極黒」をレポートしてみたいと思います。

 

▼前回のエントリー:購入編

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