《Asu》モレスキンと万年筆 究極の裏抜け対策 顔料インク セーラー「青墨」を購入!

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モレスキンをメインのノートとして愛用し、筆記具は万年筆を使うことにこだわっています。
ここで問題となるのが、モレスキンの紙質と万年筆との相性問題。
旧ブログから継続して、この『モレスキンと万年筆問題』について、研究を続けてきました。
これまでさまざまな万年筆とインクの組み合わせを試してきましたが、これぞ正解!という組み合わせは見つかっていませんでした。ここにきて、とうとう禁断の果実ともいうべき「顔料インク」に手を出すことにしました。それではさっそくレポートしましょう。

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モレスキン Evernoteスマートノートブックが問題

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今回問題となっているモレスキンは、こいつ。
モレスキンEvernoteスマートノートブック。ラージサイズのスクエアード(方眼)を仕事用+雑記用としてメイン利用しています。

インクの裏抜けがひどい!

モレスキンに対してのわたしの持論:

「モレスキンには個体差があり、大き分けて2種類の紙質がある」
「Aタイプ:表面はツルツル。罫線細い。インクの滲みや裏抜けが少ない。色は黄色っぽい」
「Bタイプ:表面はザラザラ。罫線太い。インクの滲みや裏抜けがヒドイ。色は白っぽい」

これまでの経験から、こんなふうに考えています。
今回使っているEvernoteスマートノートブックは、まさにBタイプ。インクの滲みや裏抜けが非常に強く、万年筆との相性が非常に悪い個体でした。
このモレスキンに合う、万年筆とインクとの組み合わせをいろいろと検証しています。
これまで、さまざまなインクを試した結果、裏抜けが少ないと定評のある、古典ブルーブラックにたどりつきました。

LAMYブルーブラック(古典ブルーブラック)

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このインクを、ペリカンM200クラシックデモンストレーターに入れて、試してみました。
問題となる裏抜けについては、かなり優秀です。インクフローは少なめになるけど、このモレスキンの紙質とは合っているようでした。しばらく本命として使っていましたが、インクの濃淡が非常に強く出るのが好みではあるけど、このモレスキンの罫線(Evernoteスマートノートブック スクエアードの方眼は点線でやや太め)との相性が少し気になるようになりました。濃淡がキレイに出るところにこの罫線が必要以上に自己主張してくる感じ。
また、M200はペン先がスチール製なので、長期間にわたって古典ブルーブラックインクを使っていると、ペン先の金属を痛めてしまうというアドバイスをいただいたこともあって、別のインクを模索してみることにしました。

モンブラン・ミッドナイトブルー(古典ブルーブラック)

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古典ブルーブラックのもう一つの王道。モンブランのブルーブラックインクである、ミッドナイトブルーです。色はLAMYと比べると、真っ黒で濃淡が少ない発色。裏抜けしにくいという定評でしたが、問題児のこのモレスキンには通用しませんでした。
写真のように、かなり盛大に裏抜けしてしまいました。
この万年筆はFニブでインクフローも多めだったので、極細ペン先であれば少しは改善するかも、と思って、LAMYアルスターのEFニブでも試してみましたが、少々改善はするものの、裏抜け自体はひどく、紙の裏表にぎっしり書くような用途では使いづらいという結論でした。

最後の手段 顔料インクを検討してみる

そうこうしているうちに、このモレスキンの残りページも40ページぐらいになってきました。
相変わらず裏抜け問題は完全解決していない状況でしたが、まだ試していないインクがあることに気が付きました。

顔料インクの特徴

万年筆のインクには大きく種類を分けると、「染料インク」と「顔料インク」に分けることができます。現在使われているインクの主流は「染料インク」です。こちらは水によく溶ける性質を持っているため、ペンの洗浄や乾燥時のメンテナンスを考えても取り扱いが楽であり、また、合成染料も多くの種類があるために、色の種類も多種多様のものを作ることができます。
一方、顔料インクに使われている顔料というのは、基本的には水に溶けず、絵の具などのように元来は鉱物などを原料として作られていました。身近なものでいうと、コーヒーや牛乳、そして墨汁のように、非常に小さなツブツブが水の中で均等に漂っているような状態のインクとなります。

顔料インクの発色の仕組みの違い

染料インクは水に完全に溶けていますので、インクが紙に乗ると、水分とともにインクの成分も同じように紙に染みこんでいきます。そして紙の繊維の中で水分が蒸発していくと、インクの成分が残り、それが紙の繊維を染めるようなイメージで発色する、というメカニズムです。
顔料インクの場合は、小さな顔料のツブツブが水に溶けずに存在しています。インクが紙の上に乗ると、水分は紙の繊維の中に染みこんでいきますが、顔料成分は紙の表面近くに残ってしまいます。このように、紙の表面近くの繊維にに顔料の粒子が付着することによって発色する、というメカニズムです。
この顔料インクの発色のしくみを考えると、色の成分が紙の奥、すなわち裏側に届きにくくなることが想像できます。すなわち、インクの裏抜けが少なくなるということになります。

顔料インクを万年筆で使う時の注意点

これまでに説明してきた、顔料インクの特徴は、滲みや裏抜けが少ない、耐水性が高いというメリットをもたらすとともに、取り扱う上で、注意が必要なことがあります。
紙に書く前の、液体インクのときは、水の中にちいさな色素のツブツブが浮遊している状態なので、水で洗い流すと顔料も一緒に流れていってしまいます。ところが、水分が蒸発してしまい、乾いてしまうと、顔料の固体粒子が付着する状態になります。この固体粒子そのものは水には溶けません。だから、万年筆の機構上存在する、細いスリットや隙間にインクが入った状態で乾燥してしまい、顔料粒子が固着してしまうと、それを水で溶かして流すことができなくなります。
万年筆に入れて使用する場合、このような注意が必要になります。キャップをこまめにするように気をつけたり、長時間書かないで保管する場合には、インクを抜いてしっかりと洗浄すること。通常利用しているときにも、インクの補充時には洗浄することが望ましいのかもしれません。
このような、通常の染料インクとは違った特徴を持つ顔料インクですが、最近は各メーカーからその欠点が改善された、非常に使いやすい顔料インクが発売されています。

セーラー ナノインク「青墨」

今回購入したのは、セーラーから販売されている顔料インク「青墨」(せいぼく)です。

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今回はAmazonで購入しました。インク1個注文しましたが、いつものように豪華な(笑)ダンボール箱に入って届きました。

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パッケージを見ると、「ナノインク」という表記があるように、従来の顔料系インクの欠点であった、目詰まりのしやすさを解消するために、顔料の粒子が非常に細かい超微粒子顔料を使用しているということです。

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箱の注意書きに「セーラー製の万年筆以外には使用しないで下さい」とあります。自社製のインク以外を使った時に不具合が起こっても保証しませんということでしょうが、気にせずいろいろ試してみます。この辺りは自己責任でおねがいします。

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また、このボトルには「インクリザーバー」という装備がついています。ボトルの中のインクが少なくなってきた時にも、万年筆への吸入を効率よく行うことができる便利機能です。
待望の顔料インクが届きましたので、次回はさっそくモレスキンとの相性チェックをしてみたいと思います。 →続き:《Asu》モレスキンと万年筆 現時点での対裏抜け最強インクだ! セーラーナノインク「青墨」

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