《Asu》オフィスを飛び出してアイデアを生み出す〜脳の隠されたチカラ デフォルト・モード・ネットワーク
普段なにげなくシャワーを浴びている時や、歩いている時に、「そういえば、あれはこうすればいいじゃん!」みたいにアイデアが降ってくるのを経験したことはありませんか?
私はよくあります。
家でくつろいでいる時や、オフィスにいる時ではなく、シャワーや散歩のように、特に意識せずに何かをやっている時に、それは突然のように降ってきます。
デフォルト・モード・ネットワーク
自分の中では「神の声が降りてくる」などと呼んでいましたが、これは科学的に裏づけのある、「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれる脳の中の活動だということを知りました。
今まで思っていた脳の活動についての認識。
- 何かを考えている時に、脳は頑張って活動していて、ぼーっとしている時や寝ている時は、基本的には脳は休んでいる。
- 寝ている時には記憶の再構築が行われているので、睡眠は大事である、、等
ところが、最近の研究では次のようなことが明らかになってきているそうです。
- 安静状態の脳で、重要な活動が営まれている
- この脳活動の中心は、デフォルトモードネットワークと呼ばれる複数の脳の領域で構成されるネットワーク
- DMNは脳内のさまざまな神経活動を同調させる働きがあり、これから起こりうるできごとに備えるための重要な役割を果たしている
- この活動に費やされるエネルギーは、意識的な活動に使われるエネルギーの20倍にも達する
なんと、脳にとってはこちらの方がメインの活動のようです。
また、DMNが活動する状態になるためには、脳が安静な状態になることが必要で、それは「瞑想」のような状態に近いものだそうです。そういえば、シャワーを浴びている時は、まず頭を洗って、次に体を洗って、、、その手順はこうなっていて、、、と、だいたいパターンが決まっていますよね。特に意識することなく、ルーチンワークのようにこなすことができます。
こんな時に、神の声はよく降りてきます。
オフィスを飛び出して外に出よう!
机にかじりついて、必死に何かを考えようとしても、なかなかいいアイデアは出てきません。
そこで、DMNが活動するような時間を日常の中に意識的に作ってあげることは、非常に重要なのだと思います。
作業の合間に、ネットサーフィンをしたり、フィーダーでニュースを読んだりするだけではなく、もっとデスクを離れて歩き回ったり、外に出て散歩をしてみたりするのもいいと思います。
この何年か、一駅区間分を歩いて通勤するようにしています。今考えてみると、ぼーっと歩いているつもりでも、いろいろな思いつきがそこで生まれた経験もあります。
また、趣味でよく釣りに出かけますが、アタリをひたすら待っている時間も、DMN活動タイムなのかもしれません。
でもそういう時って、思いついたことをすぐに記録しにくいんだけど
アイデアは、何気ないときに突然降ってきます。その理屈はなんとなく理解できましたが、ひとつ問題があります。
だいたい、突然アイデアを思いつく時に限って、そらを記録する作業がやりにくいことが多いです。
シャワーを浴びている時もそうですよね。
この場合は、お風呂場から出るまで忘れないようにブツブツ声に出してつぶやきながら頑張って、速攻でiPhoneでEvernoteに記録しています。
歩いている時は、ほぼiPhoneを持っていますので、その場で記録することができます。
もうひとつ記録に困るシーンが、寝入りばなのウトウトしているとき。気持ちはハッキリしていますが、身体がついてこないことが多いです。
手元にいつもメモを置いて、、、とやっていた時期もありましたが、やはりここはiPhoneなどのモバイルデバイスをうまく活用したいところです。
Apple Watchから音声でメモを取る、というのも使えるかもしれませんので、検証してみたいと思います。
アイデアの記録、永遠のテーマです。
▽参考にさせてもらったサイト
デフォルトモードネットワークとは?ぼんやりと何もしていない時の脳の活動!サイエンスZERO – 気になるネタ
▽デフォルト・モード・ネットワークについて深く知りたいならこちらをオススメします
Posted from SLPRO X for iPhone.