《Asu》アスキュレーション:次々に現実化する攻殻機動隊の世界〜 こう読むとニュースもおもしろい

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キッカケは愛読している夏野剛さんのブロマガ。
http://ch.nicovideo.jp/natsuno/blomaga
巻頭に「時事ネタキュレーション」というコーナーがあります。

このコーナーの中で取り上げられるニュースの中に時々、『これはまさに攻殻機動隊!』というものがあります。こんな攻殻機動隊関連?のニュースを見つけた時の夏野さんのテンションがおもしろい。わたしもそうですが、そういう未来技術の話題にはほんとドキドキします。

次々にリアルニュースの世界でも、さまざまな未来の技術が取り上げられています。そんなニュースを集めてみました。

 

攻殻機動隊の世界を読もう!

※『夏野)』と書いてあるところは、ブロマガの夏野さんコメントなので注目!

 

◆「攻殻機動隊」の新作「ARISE」製作決定

http://goo.gl/T1HXX

夏野) 攻殻は世界に発信できる日本が誇るアニメ。未来予測がふんだんに盛り込まれているので、見応えがあるし、おもしろい。大変期待している。

◆乳房切除のアンジェリーナ・ジョリー、次は卵巣摘出を予定

http://goo.gl/e2WT3

夏野) 草薙素子(『攻殻機動隊』の登場人物)の現実版はアンジーだったのか!

 

◆東京の地下水位の上昇が止まらない 東京駅は浮き、地下鉄は漏水

http://goo.gl/NxUXy

夏野) これは怖い話。東京が水没するとなると、まさに『攻殻機動隊』の世界。

 

◆「太陽電池式の人工網膜」で、脳に視覚信号を送信

http://goo.gl/9yXfw

夏野) またまた『攻殻機動隊』ネタだ。すごい。

人間の身体の器官は、超高性能な脳と外部との情報インターフェイス装置。脳の中での情報の存在形態によっては、外部とデジタル技術を使った情報のやりとりが可能になるかもしれない。
攻殻機動隊でいう「義体」とは、言いかえれば、『脳と外部との情報の受け渡し装置』だとも言えるのかも。

 

◆目の中に注入したマイクロボットを磁力で操作して治療する技術「OctoMag」

http://goo.gl/ipoEk

夏野)『攻殻機動隊』で盛んに出てくるマイクロマシンだ! 毎週のように攻殻機動隊の世界が現実化していく。

 

◆日本とフランスが進める脳波で動くヒューマノイドロボット研究

http://www.gizmodo.jp/a/2012/11/post_11171.html

この記事も脳波で機械をコントロールするという研究。やはりテーマは脳と外部とのインターフェイス。この研究が進めば、脳死状態にある人との意思疎通が可能になるかも。さらにさらに突き詰めていけば、いわゆる電脳化。

 

◆Googleエンジニアが「脳機能をコンピュータにアップロードして不死が実現…

http://rocketnews24.com/2013/06/25/343219/

夏野)まさにアニメ『攻殻機動隊』の「電脳化」とそっくり! そんな未来が近づいているということか!? ・テクノロジーは20年で100万倍の進化意識をコンピュータ上にアップするとは、まるでSF映画のような話だ。30年以内に実現するなんて考えられない …

これはまさに攻殻機動隊の『電脳化』そのもの。
知識をパッケージ化し、ダウンロードやバックアップが可能な世界。
また、こうなってくるとインターネットそのものが意識を持つという感覚か。
人間とはなにか?意識とはなにか?ゴーストとは?

このような世界になったときの、テストのあり方、評価のあり方の変化が非常に興味深い。

 

◆まさに攻殻機動隊!!メルセデス・ベンツがLEDを使用した光学迷彩を搭載…

http://commonpost.boo.jp/?p=28725

 

◆SFを科学する ~攻殻機動隊編~ あなたもなれる!?透明人間 | 科学..

http://blog.miraikan.jst.go.jp/other/2012021611804

 

 光学迷彩、これは攻殻機動隊に出てくる技術の中でもかなりインパクトの大きい技術だと思う。人間が見ている映像も、目という器官の網膜という画像センサーで捉えられたデーターである。とするならば、デジタル技術を駆使して物体の向こう側に見えるであろうデーターで物体と目との間を上書きしてしまえば、理論上、光学迷彩は実現可能である。これを高速で動く人間に対して適用することは、かなり大きな処理速度を必要とする処理であろうが、演算速度の進化は近い未来、これを実現可能にすると予想できる。

 

◆米NICが予言する「2030年の世界」:サイボーグ、バイオプリンティング、新たな大都市

http://wired.jp/2012/12/13/superhumans-instant-cities/?utm_source%3dfeed%26utm_medium%3d

3Dプリントできる臓器、驚異的な能力を与える脳チップ、新たな大都市……米国家情報会議の予想によると、そうしたものはいずれも2030年までに実現している可能性があるという。

義体の製造技術。最近、爆発的な勢いで普及しつつある3Dプリンターの進化形は、バイオ3Dプリンター。設計図を元に生物の器官を作り出すことができる。IPS細胞などの技術もこういう形で応用されることになるのかもしれない。

※NIC: 米 国家情報会議
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E6%83%85%E5%A0%B1%E4%BC%9A%E8%AD%B0

 

◆未来のサイボーグ技術がここに! 目の中にビデオカメラを仕込むテクノロジーが超未来的

http://rocketnews24.com/2011/08/30/125948/

自分の視界に入ってきた映像をデジタルで記録し、それを画像や映像として送信する。また、それと同時にネットを介した音声通話を使ってコミュニケーションする、これはまさに攻殻機動隊の中で描かれているコミュニケーション手段そのものと言ってもいい。

また、通信の技術は発達した世界においても、無線通信はハッキング(傍受)される恐れがあるため、機密性の高い情報のやりとりや会話は、電脳同志をケーブルで直接接続する有線通信が行われている。未来においてもイタチごっこは続く、ということか。

 

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参考情報

◆ゴースト

あらゆる生命・物理・複雑系現象に内在する霊的な属性、現象、構造の総称であり、包括的な概念である。作中においては主に人間が本来的に持つ自我や意識、霊性を指して用いている。
要約すると人間の肉体から生体組織を限りなく取り除く、あるいは機械で代行していった際に自分が、自分自身であるために最低限必要な物、又はその境界に存在する物こそゴーストであり、生命体の根源的な魂とも表現できる。しかし厳密な意味ではゴーストは構造や複雑さ、効果において同一ではない包括的な概念であり、その構造や機能で人間のゴーストと区別しなければ森羅万象にゴーストはあるとされている。
ゴーストは上下方向に無限の階層構造を持っており、その中に意識・無意識・自我などのレベルが存在するが、上部に完全支配されている訳ではなく、相互に連結しながら上部構造が緩やかに下部構造を総体としてまとめている。脳科学の見地からは、大脳と視床下部の活動に大きく影響しているとされている。
作中では、ミクロな意味合いでの遺伝子やマクロな意味合いでのガイア理論を持ち出すことで、個人・集団とは異なる第三の主体としてこのゴーストという概念を上げている。人間という現象をゴーストを通じた複雑系が織り成す現象へと還元することで、スタンド・アローン・コンプレックスをも定義している。
なお作中においては脳科学や電脳化、霊能者の研究が進み、一般的に認識されるようになっている。

Wikipediaより転載 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BB%E6%AE%BB%E6%A9%9F%E5%8B%95%E9%9A%8A

 

◆光学迷彩

特殊な光学技術を応用して、使用者の姿を光学的及び熱領域レベルまで視覚的、一部電子情報的にカモフラージュする事が可能な技術、及びそのシステムの総称。視覚的には透明であるが当然、使用しても実体はなくならないので、音や加圧(重量)で察知される事もある。また、高湿度や埃のある環境下では著しく効果が損なわれる。その特性上、一部の政府機関(6課や9課)への配備や、使用禁止箇所(重要政府機関内など)が厳しく定められている。

Wikipediaより転載 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BB%E6%AE%BB%E6%A9%9F%E5%8B%95%E9%9A%8A
 

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